広報みやわか「宮若生活」(福岡県宮若市)
No.204 2023年1月号
■宮若ライオンズクラブから図書館・小中学校へ本を寄贈していただきました◇この本を読んで、あなたもヘアドネーションにチャレンジしてみませんか
病気の治療などで髪を失った子どものために、医療用ウィッグを贈る活動を普及ししている宮若ライオンズクラブから、市立図書館と市内各小中学校へ、本を寄贈していただきました。
伊藤太志会長は、「ウィッグを作るには一定の長さが必要で、何十人もの髪の毛が必要になります。この本を通じて1人でも多くの人に協力してもらえることを願っています」と、語ります。
この本は、福岡県美容生活衛生同業組合を通じて市内協力店舗にも配架される予定です。この機会に本を通じてヘアドネーションのことを深く知って、行動に移してみませんか。
(写真は本紙かPDF版16ページをご覧ください。)
▽「31センチの約束」
小学校4年生の主人公が、親友の病気をきっかけに自分の髪の毛を伸ばしてウィッグ用に寄付する姿が描かれています。髪の毛の寄付には原則31センチの長さが必要とされることが書名の由来で、小児がん患者の支援も行う団体が本の制作を企画しました。
内容も絵やイラストなどが多く、子どもでも読みやすくなっています。
◇ヘアドネーションができる市内の美容室・理髪店
・さとう美容室(磯光)
【電話】0949-32-2421
・ひさ美容室(宮田)
【電話】0949-32-2847
・ビューティーサロンたんぽぽ(磯光)
【電話】0949-33-3013
・サロンド花世(福丸)
【電話】0949-52-1752
・カッティング・アート・BEE(龍徳)
【電話】0949-32-1878
・サロン・ド・カトレア(宮田)
【電話】0949-32-2169
・ヘアー・スペースcli/yer(本城)
【電話】0949-33-3455
・こぞの美容室(宮田)
【電話】0949-32-0285
・ぱあまやさん ぴぼっと(長井鶴)
【電話】0949-32-3573
・Hair Make fleur(福丸)
【電話】0949-52-2660
・ピープル美容室(宮田)
【電話】0949-32-1688
・美容室もぜか(山口)
【電話】0949-52-2644
■Information
◇おはなし会
※事前申し込みが必要です。事前に図書館へお願いします。
・1月7日(土) 午前11時から
リコリス本館 図書司書が担当
・1月12日(木) 午前10時45分から
リコリス本館 乳幼児おはなし会“おひざでだっこ”
・1月21日(土) 午後3時から
ハートフル分館 図書司書が担当
・1月28日(土) 午後2時から
リコリス本館 ボランティア「ふぉーG」が担当
◇朝のおんがく図書館
1月4日(水)、14日(土)、19日(木)、31日(火)午前9時50分から10時10分まで
◇休館日
1月1日(日)~3日(火)、10日(火)、16日(月)、23日(月)、26日(木)、30日(月)
■図書館利用時のお願い
(1)マスクの着用(未就学児以外)
(2)入り口にある消毒液での手指の消毒
(3)発熱やせきなど、体調不良がある時の入館自粛
※館内の換気のため、窓を開放することがあります。ご理解ご協力をお願いします。
■注目の新刊情報
毎月発売される新刊の中から図書司書セレクトの本をお届けします。新刊チェックの参考にどうぞ。
▽『湊かなえのことば結び』
著者:湊かなえ
出版:角川春樹事務所
配架場所:リコリス本館・一般書架
イヤミスの女王と呼ばれる著者が大阪FMで担当したラジオ番組が1冊の本に。折しも放送時期は世界中がコロナ禍により暗い雰囲気。湊さんは作家がパーソナリティーをやるからには、何か面白いことがしたいと、自分が書いた物語の続編を投稿してもらう「みんなで短編小説」、24色の色別にエッセイや短編をつづった「ことば結びパレット」、気になる言葉を集めた「ことばの時間」などのコーナーを企画。この本を読むと、2年前の大変だったコロナ禍でラジオを聴いているような気分になります。
▽『歴史を拓いた明治のドレス』
著者:吉原康和
出版:G.B.
日本が明治時代を迎え、あらゆる面で近代化を進める中で和装から洋装に変化した点に着目。明治期に実際に着用されたドレスも紹介されています。
▽『いまさら聞けない箸の持ち方レッスン』
著者:中原麻衣子
出版:主婦の友社
箸は、つかむ・握るではなく自然に「はさまる」が正解。婚活、就職、受験など箸の持ち方で人生が変わったと反響がある予約が取れない先生の本です。
▽『SCRAP BOOK』
著者:引田かおり
出版:清流出版
博多育ちの著者が日々暮らしの中のいろいろを写真に撮り、1冊の本にまとめました。暮らしの中のヒントや工夫を生活に取り入れてみませんか?
▽『あずきがゆばあさんととら』
絵:ペクヒナ
出版:偕成社
あずきがゆばあさんから「あずきがゆ」を食べさせてもらった栗やすっぽん。彼らが虎からおばあさん
を守ってくれる韓国の教科書にも載る昔話です。
▽『よるのあいだに…』
文:ポリー・フェイバー
出版:BL出版
朝から夕方まで、多くの人が仕事をしていますが、実は夜もいろんな人が仕事をしています。一日をみんなで支え合っていると感謝できる絵本です。
▽『世界にたったひとつの生き物ストーンアート』
著作者:Akie
出版:小学館
道や山、河原などに落ちている石に生き物を描くストーンアート。思わず本物と間違えるくらいの作品を集めた一冊です。
■第103回 私の1冊
本好きなあなたがおすすめの1冊を紹介するコーナーです。
◇おすすめする人
鈴木心晴(すずきこはる)さん(7歳)、勇晴(ゆうせい)さん(3歳)
「色んな動物がパンダになっているのが可愛い」と『よるだけパンダ』を紹介してくれたのは心晴さん。勇晴さんは「郵便やさんの赤い車がかっこいい」と『くるま!くるま!くるま!』を紹介。
心晴さんは、「毎日友達と鉄棒してるよ」と学校での様子を教えてくれました。勇晴さんは最近恐竜にハマっているそうで、恐竜ごっこが大好きなんだそう。
毎月二回も図書館に来る二人は、毎日本を読んでから寝るんだとか。これからも図書館で、たくさんの本に出会おうね。