たく日和(市報たく)(佐賀県多久市)

令和3年6月号

■「女性の人権問題を考える」
今なお、「女だから…」などと言う人がいます。女性というだけで社会参加や就職の機会が奪われることがあります。また、家庭内暴力(DV)や性犯罪・性暴力に巻き込まれる女性も少なくありません。男女平等の理念は、「日本国憲法」にも明記されていますが、現実には「男は仕事、女は家庭」といった男女の役割を固定的にとらえる意識が社会に根強く残っています。
元東京オリンピック・パラリンピック会長が「女性がいると会議が長くなる」という差別発言で世界からも大批判を受け辞任したことも記憶に新しいと思います。世界各国の男女平等度を表す「ジェンダー・ギャップ指数」で日本は120位と依然として低い順位を記録しました。教育、健康の分野では日本はトップクラスにいますが、政治分野では、日本は他の先進国に比べて最低クラスに位置していることが原因だと言われています。
では、私たちの日常生活の中ではどうでしょうか。地域社会での代表を決めるとき、会長は男性でないといけないとか、女性の会長は無理だとかいう意見がありませんか。
身近な組織で女性が1人でも多くその役割を担うことができれば、組織の在り方も変わっていくと思います。地域での女性の活躍が社会に広がることで、男女格差のない平等な社会につながっていくでしょう。

社会教育指導員 木村博重(きむら ひろしげ)