たく日和(市報たく)(佐賀県多久市)

令和4年8月号

~早いうちからの口腔ケアが大切。今日からスタート!~

歯科検診は「お口の健康」を守るために重要ですが、最近の研究では、お口の健康を守ることで「身体全体」の健康に繋がることが指摘されています。
いつまでも元気で健康に暮らせるよう「口腔ケア」の意識を高めましょう。

■口腔ケアプロジェクト開始
多久市における令和3年度の歯周病検診の受診率は0・7%と低く、定期的に歯科医院でケアをしている人は少ないことが分かりました。
そこで、口腔ケアの重要性を市民のみなさんに広く知っていただくため、歯科医師、歯科衛生士、ケアマネジャー、言語聴覚士らが協力し合い、令和3年度に「口腔ケアプロジェクト」を開始。情報発信やアドバイスの場を設けるなど、さまざまな活動を行っています。

■多久市の取り組み
○予防教室などの開催
口腔ケアの重要性を啓発する活動の一環として、定期的に「予防教室」や「市民公開講座」を開催しています。

○口腔体操の推進
高齢者に多くなる“むせ”を予防するため、口周りを動かして、顎の筋肉を鍛える「かみかみ百歳体操」や唾液の分泌を促す「唾液腺マッサージ」を推進しています。
・動画はこちらから
※二次元コードは本紙参照

○検診の実施
歯周病が多くなる40歳・50歳・60歳・70歳を対象に、問診や口腔内検査、ブラッシング指導をする「歯周病検診」や76歳の人を対象にした「歯あわせ検診」(佐賀県後期高齢者医療広域連合事業)を実施しています。

○まずは、かかりつけ歯科医院を持ちましょう。
これから先もストレスなく食事ができるよう、定期的に歯科医院へ通い、口腔ケアに取り組みましょう。

■年代別 口腔内リスクの解消法
○青少年期
お口が発育、発達する時期です。「噛む」ことが顎の骨の発達だけでなく、歯並びや発音にも影響します。正しい生活リズムとブラッシングを習慣化しましょう。

○成年期
むし歯と歯周病などが増えてきます。症状が出て歯科医院へ行った時には、すでに重症化している事例も。かかりつけ歯科医院に定期的に受診しましょう。

○高齢期
加齢とともに噛む力や飲み込む力が弱くなります。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を防ぐためにも、歯周病の治療や義歯の手入れ(管理)、口周りの筋肉を鍛えることが大切です。

■歯医者さんに聞いてみよう
うめず歯科口腔外科医院の梅津健太郎先生に、今日からできる口腔ケアのアドバイスをいただきました。
・多久市歯科医師会口腔ケアプロジェクト担当
うめず歯科口腔外科医院院長 梅津健太郎(うめずけんたろう)先生

○気になったらすぐ歯科医院へ
歯科医院は「困ってから行くところ」というだけではなく「困る前に予防をするところ」でもあります。口腔内の問題は糖尿病、インフルエンザ、その他感染症とも深く関係しています。さらに誤嚥(ごえん)して細菌が気道に入ると、重篤な肺炎を引き起こしやすくなるので、定期的にケアをすると安心です。
口腔内を健康・清潔に保つことは身体全体の健康にもつながりますので、意識して口腔ケアを行いましょう。

○ここがポイント!3選
・起きたらすぐ歯磨き!
朝起きたらまず歯磨きをして口の中を清潔にしましょう。最低1日3回、朝昼晩、歯磨きをしてください。

・しっかり噛む!
食べ物は20回~30回ほど噛んで、飲み込みましょう。うまく噛めない時は、すぐに歯科医院へ行きましょう。

・義歯は作ってからが大切!
きちんと噛めないと誤嚥の原因になります。口腔内の形も変わるので、定期的に通院し、義歯がぴったり合うかを確認しましょう。

■予防教室を行っています
歯科衛生士の八木浩子(やつきひろこ)さんは「いきいき百歳体操」を実施している「通いの場」で平成30年から口腔予防教室に取り組んでいます。
予防教室では、参加者のお口の状態を視診し、結果を伝え、お口の健康管理に役立ててもらっています。また、口腔体操を毎日続けてもらうことで、顎や口周りの筋肉がつき、噛む力や飲み込む力が強くなるなど、改善している人が増えています。

■市民公開講座のお知らせ
日時:10月9日(日)10時~12時20分
場所:多久市中央公民館
毎年1回実施している市民公開講座の今年のテーマは「歯」「口腔」の健康についてです。

問合せ:地域包括支援課
【電話】0952-75-6033