広報よしのがり(佐賀県吉野ヶ里町)

2021年6月号

【VOICE】まちの声
■現在、息子(4)と娘(2)がおり、家庭での役割分担は育児が妻、家事は主に私。妻とは出勤・退勤時間がほぼ同じなので、妻が保育園に子どものお迎えに行く間に、私が先に家に着いてご飯の支度をする―というのが普段のながれ。妻が数カ月間遠方に出張し、たまにワンオペ育児になることがあるが、普段から家事・育児をしているので、特段困ることなくやれている。
妻は時々「こんなに家事・育児に参加してくれる人はいない」と感謝を伝えてくれる。僕はマラソンが趣味で、練習のために1~2時間くらい走りに行くことがあるが、家事をしているからか趣味も自由にさせてくれる。夫婦仲を保つには、男性も家事・育児参加するのはいいことじゃないだろうか。
家事・育児について周囲からは驚かれることも多く、まだまだ男性の家庭参加が進んでいないと感じる。子連れで出かけても、「男性だからハードルがある」と思う場面はほとんどないので、男性の家庭参加はパパのやる気ひとつで変わっていくと思う。

目達原駐屯地勤務
大庭雄一郎さん(35)=吉田=

■初めて農業委員になったときは、東脊振村議会の推薦で就任した。女性が自ら積極的に参加するのが理想だが、委員の選出方法等を見直し、女性が就任する機会の創出が必要だ。
まだまだ地区役員など小さな単位では女性の参加、男女平等は困難が多いが、町には積極的に女性の活躍する社会づくりを進めてほしい。また、女性たちも一歩踏み出していろいろな経験をし、活躍の機会を広げてもらいたい。最初は緊張しても、慣れることが大切だ。

吉野ヶ里町農業委員会女性委員
中村佐代子さん=三津=

■農業には休みがなく、農家の妻は朝から夫と一緒に農作業をし、食事をつくり、洗濯などの家事もこなす。妻の負担が夫に比べて大きい。「家族経営協定」を結ぶことで給料や休暇、役割分担などが明確になるので、個人農家ではまだまだ普及していないが、家族で営農している場合は協定を勧めたい。農業に限らず、育児や介護など男女が共に話し合い、お互いを思いやり、協力して役割を分担することで家庭における男女共同参画の推進につながると思う。

吉野ヶ里町農業委員会女性委員
江口啓子さん=田手=

【BOOKS】関連の図書紹介
中央公民館図書室、東脊振公民館図書室の2カ所で、男女共同参画に関する図書を集めた展示コーナーを設けています(6月末まで)。その中から2冊を紹介します。

■中央公民館
「ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた」
日本はLGBTに寛容な国だよね?フェミニズムって危険な思想なんでしょ?
ジェンダー研究のゼミに所属している学生たちが、実際に友人や知人に投げかけられた29の問いに真正面から向き合ったQ・A集。
一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同著

■東脊振公民館
「いろいろいろんなかぞくのほん」
家族は、いろいろ。いろんな家族がある。大家族もあれば、ふたりっきりの家族もある。
住んでいる家や、休みの日の過ごし方、学校や仕事のことも、それぞれちがって…。多様化する家族の形をイラストで楽しく紹介する。
メアリ・ホフマン文、ロス・アスクィス絵、すぎもとえみ訳