能登半島地震で被災した住民らを応援するイベント「ゴッチャラリー2024」(生涯活躍のまち推進協議会主催)が11日まで、JOCA(本部・長野県駒ケ根市、青年海外協力協会)の拠点を中心に全国各地で開かれている。駒ケ根市ではJOCA駒ケ根が、被災者たちが作ったTシャツやビールなどを販売、現地に届ける応援メッセージを募集中だ。11日には同市中心部の防災拠点を巡るウオーキングイベントを行う予定で、「被災地にエールを送りながら歩き、防災意識を高めてもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 JOCAは、現地の社会福祉法人と共同で運営する輪島市の交流施設などを拠点に支援活動を展開。両者で、被災者たちの働く場所の確保に向け、オリジナルTシャツなどの応援グッズを作る工房兼カフェを立ち上げた。Tシャツなど各商品には「NOTO NOT ALONE(能登はひとりじゃない)」の応援メッセージが記されていて、購入することで被災者の生活を支えることにつながる。

 駒ケ根市内では、JOCAの運営するスポーツジム「ゴッチャウェルネス駒ケ根」などで、現地で作られたTシャツやコーヒー粉などを販売している。同ラリー期間中は、こまがね市民活動支援センター「ぱとな」で応援メッセージを募っていて、掲示板には「1日も早く笑顔が戻りますように」などの心温まる言葉が躍っている。

 最終日には「駒ケ根の災害準備を知ろう」をテーマに、ゴッチャウェルネス駒ケ根を発着点にしたウオーキングイベント「ゴッチャウオーク」を開く。災害危険箇所を確認したり、市の防災倉庫の内部を見学して、災害への備えについて考えてもらう。お笑いコンビのこてつも同行。輪島市などの各拠点とインターネットで結んで、イベントの様子を伝える予定だ。

 JOCA駒ケ根スタッフは「Tシャツを着るなどして歩き、被災地に応援の気持ちを届けることができれば」としている。

 時間は午前9時30分〜11時。参加無料で申し込み制。申し込みはゴッチャウェルネス(電話0265・98・8658)へ。