出火元の特定に至らず 茅野市塚原の大火

 20日に茅野市塚原1の住宅地で発生した大規模火災で、茅野署は22日、焼損建物は一般住宅やアパート、雑居ビルなど13棟に及び、このうち6棟が全焼だったと発表した。出火元や原因などの特定には至っていない。同署などは21日の実況見分に続き、22日は周辺住民への聞き込みなどを行った。23日以降も捜査を継続する。

 火災は20日午前7時30分ごろ、住民から119番通報が入った。火の回りが早く、周辺住宅に燃え広がった。約6時間後に鎮火したが6棟を全焼、7棟を一部焼損する大規模火災となった。けが人はなかった。

 同日は午前5時30分ごろに同市北山の別荘地で火災が発生し、男性(58)が死亡。火災や救急搬送などが相次ぎ、諏訪広域消防本部は体制強化のため全職員を招集する「非常招集指令」を発令した。

 現場に近い茅野消防署の消防車両の多くが、北山の最初の現場に集中する中で起きた住宅密集地での火災―。茅野市や地元塚原区、市消防団、諏訪広域消防などは今回の火災を検証し、教訓を今後に生かす方針だ。

 茅野市消防団の足立孝幸団長は22日、取材に対し「火事が起きれば延焼を抑えるために最善を尽くすが、防ぎ切れない場合はどうしてもある」と悔しさをにじませ、「まずは火を出さないことが重要。消防団として改めて防火の広報活動に力を入れ、住民の防火意識を高めたい」とした。


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