外壁からアスベスト 建て替えの西堀保育園

 岡谷市が建て替えを計画している西堀保育園の整備事業について、市は25日の市議会社会委員会で、解体を予定している既存園舎の外壁からアスベスト(石綿)が検出されたことを報告した。解体に先立ち実施した調査で、外壁内部のモルタルにアスベストが含まれていることが判明。市は飛散防止対策を講じながら解体を進める方針で、27日夜には地元説明会を開き、周辺住民に理解を求める。

 既存園舎は1966年建設。その後園児数の増加に伴い、増築を重ねながら使用されてきた。新園舎は既存の園敷地と市が所有する旧武井家住宅、両敷地の間を通る市道141号を合わせた区画に、発達支援施設と併設する形で整備する計画。5月には建て替えに向けた解体と敷地の造成工事に着手している。

 市によると、アスベストの含有は施設解体の際に発注者に義務付けられている事前の調査で判明。外壁の4カ所からサンプルを採取したところ、このうち3カ所のモルタル内からアスベストが検出された。モルタルは建設時と68、70、75年実施の増築工事で使用されたとみられる。

 建材に占めるアスベストの質量は0・6〜0・9%。解体時の粉じんの出やすさを示す基準では、最も飛散の可能性が低い「レベル3」に分類される。モルタルの上には外壁用の仕上げ塗材が塗られおり、市子ども課は「開園中を含め現在もアスベストが飛散する状態ではないが、解体作業の中で飛散のリスクがある」としている。

 周辺への飛散を防ぐため、市は外壁をシートで覆って水を噴霧し、集じん機も使用しながら、手作業で外壁を撤去する考え。同課は「住民が不安を感じないよう安全最優先で施工する」としており、27日午後7時から西堀区公会所で地元説明会を開く。

 社会委員会ではこのほか、5月末に完了した新保育園・発達支援施設の実施設計の概要を報告。工期に遅れが出ないよう、11月末までに解体、敷地造成を終える見通しを示した。


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