虐待相談対応が最多 県諏訪児童相談所

 県諏訪児童相談所(児相)は25日、2018年度の管内の児童虐待相談対応件数が17年度比51件増の385件で過去最多に上ったと諏訪市要保護児童対策地域協議会の代表者会議で報告した。虐待者から離して一時保護した子どもの人数も前年度比18人増の80人で過去最多だった。児相は全国で相次ぐ虐待事件を受け、関心の高まりが増加の背景にあると分析。「子育てに困って親などが孤立化している実態があるのではないか」と話している。

 諏訪児相は諏訪6市町村と上伊那4市町村を管轄している。虐待の種類では心理的虐待が前年度比51件増の256件で最多だった。続いて身体的虐待が7件増の75件、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が7件減の45件、性的虐待が同数の9件だった。

 主な虐待者では実母が53・5%の206件と最も多く、実父は149件で38・7%を占めた。虐待を受けた年齢では未就学児童が179件(46・5%)と多く、次いで小学生が128件(33・2%)などだった。

 相談の経路別では警察からが144件と最多で、他に市町村101件、学校など38件、家族・親戚36件などだった。

 諏訪市役所で開かれたこの日の会合では、委員から児相や市町村、警察など関係機関の連携の重要性を指摘する意見が相次いだ。「しつけと虐待の区別の判断が難しい」「保育園と小学校、小学校と中学校、中学校と高校などの連携が大事」といった声が上がった。

 「次々に新規相談が入るので(継続を含め)取りこぼしがないようにしなければならない」と諏訪児相の中野和郎所長。「誰が何をどのようにいつまでに対応するか(市町村など関係機関と)情報共有したい。切れ目ない支援を大事にしたい」と述べた。


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