「食」に学び郷土愛育む フェスに小中生集う

 第1回「たかとお食フェス〜ふるさとに学ぶ」が18日、伊那市高遠スポーツ公園文化体育館で開かれた。同市高遠町の小中学生が集い、「食」の視点から地域の歴史や文化、人々の営みに触れ、古里高遠を愛し、誇りに思う気持ちを育んだ。

 上伊那地方の産官学でつくる「郷土愛プロジェクト」の主催で計画。高遠、高遠北の2小学校と高遠中学校の児童・生徒計約400人が参加した。開催には高遠町で事業を行う人たちや約60人のボランティアらが協力。午前中に小学生が高遠の「食」を学び、午後は中学生がブース巡りをした。

 「新しい高遠の食」ゾーンには、ジビエ料理や地元の食材・料理を提供する店が出展。「高遠の伝統文化と食」ゾーンには高遠そばや高遠まんじゅうのほか、酒蔵が造る甘酒、昆虫食などが並んだ。

 家庭の温かさが伝わる「おばあちゃんの知恵袋」ゾーンは郷土食のコーナーで、高遠の食を愛する会の向山明美さん(87)は、米粉を使ったおもてなし料理「おねじ」を子どもたちに振る舞った。きな粉やエゴマをまぶした「おねじ」を口に運んだ女子児童は「お餅みたいでおいしい。おやつになりそう」と感想。向山さんは「今はコンビニに行けばおやつがすぐに買えるけれど、昔はお母さんが手をかけ、考えて作ってくれたんだよ」と話し掛けていた。

 高遠中学校1年の女子生徒(12)は「高遠で有名なものといえば、高遠まんじゅうや高遠そば、八重桜の塩漬けがすぐに思い浮かぶ。でも、きょう初めて食べた郷土食とかも、自分たちが将来に伝えていけるように味やおばあちゃんたちの話を記憶に残したい」と話した。

 食フェスは出展している地域の人たちと子どもたちがともに感じ合い、学び合う場として企画した。事務局の安積順子さんは「高遠の『食』に触れる子どもたちの笑顔を見ていると、古里は大丈夫―という思いを新たにする」と話していた。


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