ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休が3日、始まった。好天に恵まれた長崎市内は、レジャーを楽しむ家族連れや観光客でにぎわった。
 JR九州によると、新幹線と在来線の下りの指定席予約(4月11日時点)は3日がピーク。自由席の乗車率は西九州新幹線(武雄温泉−長崎)で最高121%、特急みどり(博多−佐世保)では130%に達した便もあった。
 九州急行バスの高速バス「九州号」(博多−長崎)も3日は上り下りともにほぼ満席(2日時点)。6日まで臨時便を1日当たり上下約30便運行する。
 長崎市尾上町のJR長崎駅はキャリーケースを持った観光客や帰省客が行き来し、出迎えた友人と再会を喜ぶ様子や、観光ガイドブックを手に駅を後にする姿が見られた。
 2日から親子3人で長崎での旅行を楽しんでいる佐久間衣見さん=さいたま市在住=は、鹿児島県から来る友人家族と合流するため駅を訪れ、「吉宗の茶わん蒸しが食べたい」。出島町の国史跡「出島和蘭商館跡」を見学した息子の陸君(9)は「カピタン部屋が豪華で、住んでみたいと思った」と声を弾ませた。
 GWフェスタを開催中のあぐりの丘(四杖町)ではお菓子のつかみ取りやクイズラリー、「ふれあい動物広場」などが、多くの家族連れでにぎわった。長崎市の実家に家族で帰省中という福岡県の中原涼馬ちゃん(3)は「ヤギさんと遊ぶのが楽しかった。体がふわふわして気持ちよかった」と笑顔で話した。