約10万本のミヤマキリシマが見頃を迎えた雲仙市小浜町雲仙の仁田峠(約1100メートル)では色鮮やかな花が周辺を彩り、観光客や登山客らを楽しませている。
 ミヤマキリシマはツツジの一種で、赤やピンク、紫色の小さな花びらが特徴。雲仙ロープウェイによると、開花時期は例年より3日ほど早いという。仁田峠は20日頃までが見頃。さらに標高の高い妙見岳(1333メートル)や国見岳(1347メートル)周辺は下旬頃まで楽しめそう。
 仁田峠では7日、午前中に霧がたちこめたが、観光客らが写真を撮ったり、近づいて眺めたりしながら花を満喫。神奈川県大井町から家族旅行で訪れた自営業、藤澤公男さん(78)は「色とりどりですてき。霧が晴れた合間を縫って写真を撮った。ブログにアップしたい」と話した。