被団協の事務局長、長崎で被爆した木戸さんが退任 後任は東京在住・濱住さん

長崎新聞6/20(金)10:30

被団協の事務局長、長崎で被爆した木戸さんが退任 後任は東京在住・濱住さん

被団協の定期総会後の記者会見で事務局長退任について話す木戸さん(右端)と新事務局長の濱住さん(右から4人目)=東京都千代田区

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は19日、東京都内で開いた定期総会で、長崎で被爆した木戸季市事務局長(85)が退任して顧問に就く人事を承認した。後任の事務局長には濱住治郎事務局次長(79)が就く。

 濱住さんは東京都在住。2015年に事務局次長、昨年10月から事務局長代行を務めてきた。広島で胎内被爆し、被団協役員では「一番若い被爆者」。昨年受賞したノーベル平和賞を生かしていくため「被爆証言を広げたい。まだまだ語り残している人、語ってない人がたくさんいる。一言でも二言でも、できるところから」と語った。

 総会は2日間の日程を終えた。「被爆80年にあたって」と題した決議を承認。「体験を次世代に引き継ぐために若い人たちと共に取り組んでいく」「核被害者や環境問題に取り組む人たちとも連携しながら、核兵器禁止条約を広げ育て、参加国を増やしていく」と、世代や国を超えた連帯を掲げた。

 併せて「核兵器も戦争もない人間社会を」と題した特別決議を承認。被爆者の証言こそが核兵器の使用を阻止してきたと位置付け「核抑止で人類を救うことはできない」と訴えた。

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