気象庁は28日の午前、静岡県内に線状降水帯が発生したと発表しました。浜松市などに土砂災害警戒情報が発表されていて、愛知県では豊橋市で一時、洪水警報が発表されました。

 静岡県内は、梅雨前線や低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定になり、27日の夜から雨が降り始めました。

 午前11時半までの1時間で、藤枝市高根山で86.5mm、森町三倉で72mmと、6月の観測史上最大となる、非常に激しい雨となりました。

 また気象庁は静岡県内で一時、線状降水帯が発生したと発表。

 浜松市や磐田市などに、土砂災害警戒情報が出されました。

愛知県東部を中心にまとまった雨

愛知・豊田市は1時間で17.5mmのやや強い雨が降る

 一方、静岡県のとなり、愛知県豊橋市では午前9時半ごろ、1時間で17.5mmのやや強い雨が降り一時、洪水警報が出されました。

 田原市では午前9時すぎに、1時間に35ミリの激しい雨が降り、27日の夜遅くの降り始めから、100mmほどの雨が降るなど、愛知県東部を中心にまとまった雨となりました。

岐阜・大垣市の杭瀬川は…

岐阜県内ほぼ全域で雨

 さらに、6月23日に氾濫危険水位に達した岐阜県大垣市の杭瀬川では――

 28日の午後0時半ごろに雨が強くなり、川が茶色く濁っていました。

 岐阜県内でもほぼ全域で雨が降り、1時間に20mmを超える、強い雨を観測するところもありました。

 大雨の影響で東海道新幹線は一時、新富士駅と静岡駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、午後0時半に再開しています。