備蓄米に500人行列 奈良県内でも販売開始 初日分は正午過ぎ完売「MEGAドン・キホーテUNY西大和店」で1000袋用意
奈良新聞デジタル6/7(土)6:00

コメを手にして安堵する一番乗りの女性=6日、上牧町ささゆり台1のMEGAドン・キホーテUNY西大和店
奈良県内でも随意契約した政府備蓄米の販売が始まった。「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」(PPIH、東京都)は6日、同社アプリ会員に限定し「MEGAドン・キホーテUNY西大和店」(上牧町ささゆり台1丁目)で、1袋5キロを税抜き1980円で発売。約1000袋を用意したが、初日分は正午過ぎに売り切れた。小売関係者によると、県内での随契備蓄米の店頭販売は初めてという。
2022年産のブレンド米を売った。1週間に1人1袋だけ販売。スムーズに購入してもらおうと増員した社員を売り場や店舗出入り口付近に配置した。
購入希望者が列を作りだしたのは同日未明から。一番乗りは橿原市在住の3人の主婦グループ(20〜50歳)で午前2時から並び始めたといい、「5月に購入したコメがもうすぐなくなる。県内ではドンキが一番早く売り出すと知って来た」。売り場で5キロのコメを受け取ると安堵(あんど)の表情を見せた。
行列は開店前の同6時頃は20人ほどだったが、同7時頃に100人を超え、同30分に200人超、開店直前には約300人が列をなした。直後は約500人に増えた。
同5時30分頃に並び始めた河合町在住の元銀行員福井國夫さん(80)は、「コメを早めに手当てしようと来た」。コメ政策について「改革が必要だ」と訴える。購入後は「買えてほっとした。ただ並ぶのは大変だった」と話した。上牧町在住の夫婦(72、61)も「やっと買えた」と穏やかな表情を見せた。
PPIHの広報担当者は、「地域の皆さまの暮らしに貢献できることをうれしく思う」とコメント。
同店では、きょう7日以降も納品があり、総販売量は増える見通し。
PPIHは、22年産備蓄米1万5000トンを随意契約。1日のMEGAドン・キホーテ大森山王店(東京都)での販売を皮切りに、4日は3都県の3店で売り始めた。6日は西大和店のほか、10都府県10店でも販売を始めた。県内には西大和店のほかにも店舗を展開するが、販売の時期は未定。
一方、県内に小売店を展開するオークワ(和歌山市)やサンディ(大阪市淀川区)、万代(東大阪市)、コスモス薬品(福岡市博多区)らは今月中旬以降の発売を目指す。




