龍神に願う降雨 550年ぶりに奈良県・丹生川上神社上社で「雨乞い祭」

奈良新聞デジタル6/16(月)6:00

龍神に願う降雨 550年ぶりに奈良県・丹生川上神社上社で「雨乞い祭」

雨乞いの祝詞を奏上する望月宮司=15日、川上村迫の丹生川上神社上社

 奈良県川上村迫の丹生川上神社上社で、龍神に雨を願う「雨乞い祭」が15日営まれた。営まれるのは550年ぶり。

 丹生川のほとりは、古代から朝廷が国の豊作を願って雨乞いの祭祀(さいし)を行う重要な場所だったと伝わり、日本書紀にも記載がある。同神社は天武天皇時代の675年に社殿が建立され、祈雨・止雨の神として室町時代まで朝廷雨乞い式が行われていたとみられるが、応仁の乱(1467〜77年)以降途絶えてしまったという。明治時代以降、上社・中社(東吉野村)・下社(下市町)の3社に分かれている。

 今回の「雨乞い祭」は、龍の置物などを専門に扱う東京都港区の「龍の門」代表榎本武士さんの企画で、3社の協力のもと実現。榎本さんは「奈良で国のための雨乞い式が行われていたという日本の歴史を正しく伝えたい」と強調。14日は中社と下社でも神事が行われた。

 この日、上社では望月康麿宮司が龍神に降雨を乞い、実りの秋を迎えられるように願う内容の祝詞を奏上。参列者26人が祭神の高
 丹生川のほとりは、古代から朝廷が国の豊作を願って雨乞いの祭祀(さいし)を行う重要な場所だったと伝わり、日本書紀にも記載がある。同神社は天武天皇時代の675年に社殿が建立され、祈雨・止雨の神として室町時代まで朝廷雨乞い式が行われていたとみられるが、応仁の乱(1467〜77年)以降途絶えてしまったという。明治時代以降、上社・中社(東吉野村)・下社(下市町)の3社に分かれている。

 今回の「雨乞い祭」は、龍の置物などを専門に扱う東京都港区の「龍の門」代表榎本武士さんの企画で、3社の協力のもと実現。榎本さんは「奈良で国のための雨乞い式が行われていたという日本の歴史を正しく伝えたい」と強調。14日は中社と下社でも神事が行われた。

 この日、上社では望月康麿宮司が龍神に降雨を乞い、実りの秋を迎えられるように願う内容の祝詞を奏上。参列者26人が祭神の高龗大神(たかおかみのおおかみ)に祈りをささげた。同社の太鼓隊の演奏や、参列者による舞、龍神画家の天舞地さんが描いた龍の絵の奉納もあった。

 望月宮司は「無事に終えられて良かった。当時の資料は残っていないので、みずみずしい稲穂を意味する『瑞穂の国』を願い祝詞を奏上した。太陽と水に感謝をすることでお米が豊作になれば」と話した。

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