【動画】ハーレーダビッドソンが「太陽光燃料」で走った、世界初
ナショナル ジオグラフィック日本版6/12(木)8:00

【動画】ハーレーダビッドソンが「太陽光燃料」で走った、世界初
シェフ氏によれば、太陽光燃料の利点は、機械を大幅に改良することなく、今までの燃料と簡単に置き換えられる点だという。
「この画期的な技術は極めて広範囲に影響を及ぼします。今回披露されたハーレーダビッドソンのような小型輸送部門だけでなく、近い将来、エネルギー密度の高い液体燃料が必要となる大型輸送部門や航空部門にも応用できる可能性があるのです」とシェフ氏は説明する。
どの業界でもそうであるように、新しい技術製品の生産を広げるには時間がかかるため、投資家を満足させ、合成燃料が現実のものだと世間に示すためにも、事業の進み具合を公の場で実証することは非常に重要だ。
だからこそ、ある日曜日の朝、シュタインフェルト氏は愛用のバイクにまたがり、ツーリングに出かけたのだ。
始まりに過ぎない
「走行は良い意味でスムーズで何事も起きませんでした。ハーレーダビッドソンは当社の太陽光ガソリンを燃料として通常通りに性能を発揮しました」と、シンヘリオン社の広報担当カルメン・ムーラー氏は語る。「太陽光燃料で初めてエンジンがうなりを上げて始動した瞬間は、とても感動的でした」
シュタインフェルト氏自身は、この走行を「夢が叶いました」と簡潔に語った。
今後数カ月から数年の間に、シンヘリオン社は他の公開デモンストレーションで、さまざまな種類の乗り物を同社の燃料で動かして見せる予定だ。
フーラー氏によると、このようなデモンストレーションは、「現在の輸送分野の脱化石燃料化に向けた実行可能な道筋」があることを示しているという。
もちろん、シュタインフェルト氏による走行が最初であることは常に揺るがないだろう。
「燃料が機能することを証明するためではありませんでした。国内および国際的なガソリン基準に完全に準拠しているので、すでにわかっていることですから」とフーラー氏は言う。
「本当に特別な瞬間を創り出すことが目的でした。私たちはこの節目を楽しみ、シュタインフェルト氏の生涯にわたる科学への献身を称え、彼が先駆者となったまさにその技術で動くオートバイに乗って楽しむのを見たかったのです」











