「砂利や紫外線などでろ過・消毒」離島の飲み水に小型浄水装置を設置　長崎県五島市

水道設備がない長崎県五島市の半泊地区に自然の浄化の仕組みを応用した浄水装置が設置されました。製作したのは大手機械メーカーのヤマハ発動機です。

山の湧き水を美味しい飲み水に変えます。

住民：
「うん、やわらかい」

「美味しい」

五島市半泊地区では、これまで住民が作った簡易的なろ過槽を使い湧き水を活用していましたが、維持・管理の難しさから今回、新たに小型の浄水装置を設置。《砂利や紫外線など自然の力》を使ってろ過・消毒しています。

これまでは雨が降ると水が濁っていましたが、きれいな水が安定的に住民のもとに届きます。

ヤマハ発動機 海外市場開拓事業部 企画推進部　明樂知浩さん：
「薬剤を使うとかがなく、環境を大事にするといった点ではSDGsにもつながるかなと思っています」

この浄水装置はエチオピアなどアフリカでの活用の実績があり、国内での設置はこれが初めてです。