先月の長崎県内の企業倒産件数は7件で負債総額は8億3,800万円といずれも前の年の同じ月を上回りました。

NBC

帝国データバンクによりますと、2024年4月、県内で倒産した企業は前の年の同じ月より4件多い7件で、7か月ぶりに5件を上回りました。

負債総額は8億3,800万円で、前の年の同じ月と比べ5億6,600万円増えていて、件数、負債総額ともに今年に入り最も多くなっています。

業種別ではサービス業が3件、製造業が2件、建設業と小売業がそれぞれ1件で、倒産の主な理由は販売不振でした。

今後の見通しについて帝国データバンクは「物価上昇などが事業運営にマイナスの影響を与えている」「人材難や競争力の乏しい企業にとっては苦戦を強いられる展開が予想される」としています。