長崎県大村市は、収納課の職員が身分を示すための「徴税吏員証」などを紛失したと発表しました。また、紛失した職員と同じ苗字の名札を付けた市職員をかたる2人組が市内の家庭を訪れたという通報があったということです。

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大村市によりますと、今月3日、2か月間休職していた収納課の職員が復職した際、デスクの引き出しに保管していた名札や徴税吏員証などを入れた首かけ式の名札ケース一式が見当たらず、同僚らとともに職場や自宅を探しましたが、現在まで見つかっていないということです。

今月19日には大村市に「納税しているにも関わらず2人組が税の徴収に来た」と匿名の電話があり、そのうち1人が紛失した職員と同じ苗字の名札を付けていたということです。

他に被害などは確認されていませんが、大村市は「訪問による税の徴収は原則行っていない」と注意を呼びかけています。

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大村市は長期間休職している職員の徴税吏員証などについて所属長による保管に変更し、再発防止に努めるとしています。