思想の違いを超えて平和を語り合う「ながさき平和大集会」が15日、長崎市で開かれ被爆者の女性2人に「秋月平和賞」が贈られました。

(核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 朝長万左男 委員長)

「今の世界情勢を見ますと非常に混乱してます」

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平和を願う市民らが集う会、ながさき平和大集会が原爆資料館で開かれ、110人が参加しました。

ことし「秋月平和賞」として表彰されたのは平和教育などの取り組みを続け、2014年の平和祈念式典では「平和への誓い」を読み上げた元小学校教諭の城臺美彌子(じょうだい・みやこ)さんと、長崎被災協の副会長で長年、相談員として被爆者の健康や生活を支援してきた横山照子(よこやま・てるこ)さんの2人です。

(横山照子さん)「被爆者援護をしているみんな一緒にこれはいただいたんだなという風に思います」

(城臺美彌子さん)「もう85歳になりましたけどあとどれくらいできるか分かりませんけどこんな賞をいただいたので頑張ってください頑張ります」

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集会では、長崎大学の鈴木達治郎 教授による「核の惨禍を防ぐために何をすべきか」についての講演なども行われました。