「湯道(ゆどう)」。
それは「湯につかる」という世界でも類まれな生活習慣の中で育まれる精神と様式を、一つの「道」として突き詰めてゆくこと。

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毎日入る「風呂」の中に精神性を見出す「湯道」を提唱しているのは、放送作家の小山薫堂さんです。

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薫堂さんが提唱する「湯道」の核は
「感謝の念を抱く」・「慮る心を培う」・「自己を磨く」
ー以上三つの精神。

この日訪れたのは長崎県雲仙温泉「福田屋」。
パノラマ露天「薫風の湯」につかり、愛用のライカで湯に包まれる自身の姿を撮影しました。

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薫堂さんは全国の湯を味わいながら雑誌Pen、そしてWebで「湯道百選」の連載を続けています。

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小山薫堂さん:
「湯道は茶道にならったものです。『道』になった途端にただお茶を飲むだけではないーそこに色んな文化や芸術が集まってきたり、思いが芽生えてくる。茶道以外に『道』はできないかと考えた時に『風呂は道になるのではないか?』と思ったんです」

「湯につかる」という喜びを世界へ。
風呂という生活習慣を日本の文化・魅力として世界に発信する、湯道初代家元・小山薫堂さんです。

小山薫堂さん
数々の人気テレビ番組を世に送り出した放送作家。くまモンの生みの親。
映画「おくりびと」では脚本を担当し米アカデミー賞外国語映画賞受賞。