日銀長崎支店は、5月の金融経済概況を発表し、長崎県内の景気について、2か月連続で「緩やかに回復しつつある」との判断を示しました。

日銀長崎支店は、このほど発表した県内の5月の金融経済概況で、個人消費は、「一部に物価上昇の影響がみられるものの、緩やかに回復しつつあり」、観光は、「回復ペースが速まっている」との見方を示しました。

また、住宅投資については、「貸家を中心に増加の動きがみられている」と、18か月ぶりに引き上げましたが、全体の景気に影響を与えるまでには至っていないとして県内の景気は、2か月連続で「緩やかに回復しつつある」と据え置きました。

日銀長崎支店は、今後の見通しについて「物価上昇のほか、企業の人手不足感の強まり、海外経済・金融をめぐる不確実性の高まりなどの影響を注視していく必要がある」としています。