長崎県大村市で、改修した福祉総合システムのプログラムに誤りがあり、医療費の助成「福祉医療費」で誤支給が発生しています。

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大村市福祉総務課によりますと、大村市では今年10月中旬「福祉総合システム」の更新を行い、11月分の「福祉医療費」から新システムでの支給を行いました。

ところが今月1日、12月分の情報入力をした際、障がい者に対する助成割合が、本来 “2分の1”のはずが “全額”と設定されていることがわかり、システム会社に原因確認を依頼。

その後のシステム会社の調査でプログラム設定に誤りがあったことが分かり、すでに11月支給分として振り込まれた金額に誤りがあったことが判明しました。

誤って振り込まれていたのは、高校生世代までの子どもや障がい者、ひとり親らの医療費の自己負担額の一部を支給する「福祉医療費」で、7日現在、11月30日に障がい者333人に支給された698件、総額およそ150万円です。

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大村市福祉総務課は「振り込みが行われる前の確認が不十分であった」「対象となった方にお詫びの通知を行い、誤支給分の徴収を行う」としています。

また今回の誤支給では『過少支給』も発生していることから、大村市福祉総務課では引き続きシステム会社に原因調査と改修を依頼するともに、障がい者以外の助成対象者についても確認作業を行い、不足分については支給を行うということです。