「タフティング」ってご存じですか?専用の器具で布の上に糸で絵を描いてラグマットなどを作る織物の技法の一つで、SNS映えすると人気となっています。長野市にも体験可能な店がオープンしました。

銃のようなものを持つ女性。布に糸が打ち込まれました。カラフルな糸を何度も打ち込んで出来上がったのは「ラグマット」。

これは織物の技法の一つ「タフティング」です。

「タフティングガン」と呼ばれる専用の機械で糸を打ち込んでラグマットやカーペットなどを作ります。

昔からある技法ですが自由にデザインでき、しかもSNS映えすると3年ほど前から首都圏を中心に人気となっています。

4月にオープンした長野市の「zidama Tufting center」。市内で体験ができる店は初だということです。

オーナーの小出諒治(39)さんは1年半ほど前にタフティングに出会い、その面白さに衝撃を受け独学で技術を習得しました。

小出諒治さん:
「(タフティングは)誰でも手軽にできる。手をかければアーティスティックなすごい作品まで作れる、幅のある楽しみが深いもの。(タフティングの魅力は?)爽快感、思った以上に速く面積が埋まっていく、それに驚く方が多い」

今月19日に開いた体験会。若い女性や親子など30人が参加していました。

参加した人:
「インスタグラムで知りました」
「インスタグラムでいつも楽しそうで、無料の機会があり、すぐにDMをした」

15センチ四方の布に描かれた下絵に沿って、タフティングガンを打ち込んでいきます。この大きさであれば30分ほどで完成します。

ハートがメインのデザインが完成―。

参加した中学生(長野市から):
「(出来栄えは何点ですか?)100点です。色も配置もよくできたなと思う」

こちらの親子は有名ゲームのハテナブロックをイメージしました。

参加した親子(長野市から):
「楽しい!(作った作品はどこに飾りたい?)俺の自分の部屋」

母親:
「子どもと一緒にできる体験は限られているので、こういう機会をつくってもらえるのは良い」

店では個人や企業にむけオーダーメイドのラグマットを製作・販売もしています。今後も一般向けの体験会を開き魅力を広めたいということです。

zidama Tufting centerオーナー・小出諒治さん:
「『タフティング』はまだ新しくてやったことない人が多いと思うので、新しい人にたくさんやってほしい」