夏祭りや花火大会の本格シーズンを前に浴衣の着付け教室が開かれました。

浴衣の着付けを学んだのは佐世保市立祇園中学校の2年生約130人です。祇園中学校では、日本の伝統文化に触れ、和服への関心を高める場にしてもらおうと、今年から家庭科の授業に浴衣の着付け体験を取り入れました。

参加した生徒のほとんどが自分で浴衣を着るのは初めて。中には、浴衣そのものが初めてという生徒もいました。浴衣の着付けで最も難しく見栄えに直結するのが帯の結び方です。生徒たちは講師から指導を受けながら男子は貝ノ口結びや浪人結び。女子は文庫結びに挑戦し、苦戦しながらも20分ほどで完成しました。

男子生徒:
「(浴衣を)初めて着たので(帯が)腰骨にくるのが気持ち悪いです」

男子生徒:
「結び方が難しいです」
(Q.自分で着れそう?)
「いや、ちょっと無理そうです」

女子生徒:
「お腹の締め付けが私服とは全然違って、それもまたおもしろい。(浴衣を着て)好きな人とお祭りに行きたいです」

ふれあいサークルあんず・宮本智美理事長:
「成人式や結婚式でしか和服を着ないので、まずは和服の基本である浴衣を勉強して関心を持っていただけたら」

講師を務めたのは佐世保市のNPO法人「ふれあいサークルあんず」のメンバーで、今後、佐世保市内の他の中学校でも浴衣の着付け教室を開く予定です。