JRAの2歳戦が開幕した前週の東京(5日)では美浦・国枝栄厩舎のコマンドラインが単勝1.1倍の支持を集め、順当にデビュー勝ちを決めた。

 2週目にも未来のスター候補がスタンバイ。今年も日曜日(13日)に芝1800mのメイクデビューが組まれている。昨年の勝ち馬ユーバーレーベンは今春のオークスを制しており、どの馬が好発進を決めるのか要注目だ。

 また、今週から夏の北海道シリーズ(今年は札幌で開幕)が始まる。昨年は函館の開幕初日に勝ち上がったリンゴアメが函館2歳Sを制しており、北海道組にも注目したい。

【6月12日(土) 東京芝1400m】

◆ハイアムズビーチ(牝、父ドレフォン、母ユキチャン、美浦・萩原清厩舎)

 白毛でお馴染みのシラユキヒメ一族。クロフネ産駒の母はダートの交流重賞を3勝し、芝でもミモザ賞を勝っている。GI・2勝(阪神JF、桜花賞)のソダシとは従姉妹の間柄だ。

 先週(2日)の追い切りは芝で5F62秒台、1F11秒台をマーク。単走でスピード感のある動きを見せた。調教では先行して外に併せたり、3頭併せの真ん中に入れたりするなど様々なシチュエーションをこなしている。鞍上は北村宏司騎手を予定しており、「素直で従順。よく調教されています」と初戦から動けそうなムードだ。

 その他ではイモータルフェイム(牝、父ロードカナロア、母フォーエバーモア、美浦・鹿戸雄一厩舎)、ラズベリームース(牝、父ルーラーシップ、母ワイルドラズベリー、美浦・林徹厩舎)なども雰囲気がいい。

【6月13日(日) 東京芝1800m】

◆フィフティシェビー(牡、父Tapit、母Stopchargingmaria、美浦・藤沢和雄厩舎)

 母は米G1・3勝(BCディスタフ、CCAオークス、アラバマS)を含む重賞8勝。2020年のキーンランドセプテンバーセールで82万5000ドルの値がついた。

 2月に早々と入厩して以来、ここまでの調教本数は十分すぎるほど。目立つ時計は出していないが、バリエーションに富んだメニューをこなしている。「順調に乗り込めたし、フットワークが軽い。期待しています」と藤沢和雄調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

 その他ではアンビション(牡、父ハービンジャー、母ハートフルデイズ、美浦・大竹正博厩舎)、ヴァーンフリート(牡、父リオンディーズ、母ロスヴァイセ、美浦・手塚貴久厩舎)、グランシエロ(牡、父ハーツクライ、母サイマー、美浦・武井亮厩舎)あたりにも注目だ。

【6月13日(日) 札幌芝1200m】

◆コラリン(牝、父ダイワメジャー、母モルジアナ、美浦・木村哲也厩舎)

 母はダートの短距離戦で4勝。叔父に重賞3勝(日経賞、AJCC、阪神大賞典)のシャケトラがいる。

 3月下旬にゲート試験を合格し、再入厩後も順調に追い切りを消化。前向きな気性で古馬と併せても手応え良く動けている。ピッチの利いた走法で血統どおりのスピードタイプだ。「ここまでトラブルもなく、順調に乗り込めた。お母さんと似た体形をしているし、いいスピードがありそうです」と木村哲也調教師。鞍上は横山武史騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)