22年皐月賞馬ジオグリフ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)で史上6頭目の偉業を狙う。

 ジオグリフは父ドレフォン、母アロマティコ、母の父キングカメハメハという血統。母は12年秋華賞と13年エリザベス女王杯の3着馬。近親にはインティライミやアルバート、プレミアムボックスやスマートギアなど、多くの重賞ウイナーの名前がある。ここまで12戦3勝。2歳時に札幌2歳Sで重賞初制覇。3歳時の皐月賞では同じく木村厩舎のイクイノックスを下し、クラシックウイナーの座に上り詰めた。その後はGI、JpnIに参戦を続け今年のサウジCでは4着に健闘している。

 今回の舞台はドバイワールドC以来となるダ1800mと舞台は整っている。先週のジャパンCを制した僚馬イクイノックスに続いて、ここで2つ目のGI獲得なるか。これまで芝ダート双方のJRA・GIを制した馬は僅か5頭のみ。クロフネやアグネスデジタルといった歴史的名馬に肩を並べる復活Vを期待したい。

【芝ダート双方のJRA・GIを制した馬】
・クロフネ…01年NHKマイルC(東京芝1600m)、01年ジャパンCダート(東京ダ2100m)
・アグネスデジタル…00年マイルCS(京都芝1600m)、01年天皇賞(秋)(東京芝2000m)、02年フェブラリーS(東京ダ1600m)、03年安田記念(東京芝1600m)
・イーグルカフェ…00年NHKマイルC(東京芝1600m)、02年ジャパンCダート(中山ダ1800m)
・アドマイヤドン…01年朝日杯FS(中山芝1600m)、04年フェブラリーS(東京ダ1600m)
・モズアスコット…18年安田記念(東京芝1600m)、20年フェブラリーS(東京ダ1600m)