出世街道を駆け上がれ。凱旋門賞馬ヴァルトガイストの近親となるアウェイキング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、土曜阪神6Rの3歳1勝クラス(芝1200m)で連勝を狙う。

 アウェイキングは父Kingman、母Waldjagd、母の父Observatoryの血統。近親のヴァルトガイストは19年の凱旋門賞の勝ち馬。一昨年のフランス・アルカナ社のセールで56万ユーロの値が付いた。ウマ娘で知られる藤田晋オーナーの所有馬だ。

 ここまで4戦1勝。デビューから4着、3着、2着と惜敗が続いたが、4走目の前走で待望の初勝利を挙げた。それもこれまでのうっ憤を晴らすかのような楽勝。前2頭から離れた先団で脚をためると、直線で楽々と抜け出し、2着を3馬身も突き放してみせた。

 今回は昇級戦となるが、前走の勝ち時計からみて、クラスの壁はないだろう。休み明けを使った上積みも見込めるだけに、一気にオープン入りといきたい。