東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る"競馬の祭典"において近10年の傾向とは。今回はローテーションにフォーカスする。

 近10年の前走レース別成績を見ると、皐月賞組が[8-9-6-70]の勝率9%、複勝率25%。16年、20年、22年にワンツースリーフィニッシュを決めるなど、馬券圏内30頭中23頭を占めているので、当然ながら主力となる。ただ、「10」をキーワードに見てみると、皐月賞で10着以下だった馬は[0-0-0-24]、同じく10番人気以下だった馬も[0-0-0-24]で、ともに馬券圏内がない。

 一方、皐月賞以外から馬券に絡んだ7頭をチェックすると、これといった共通項は見当たらない。あえて言えば、前走で2着以内、かつ2番人気以内がベター。また、連対した3頭に限ると全てディープインパクト産駒だった。つまり、大種牡馬の血が大一番で騒いだわけだが、もちろん今年の日本ダービーにディープインパクト産駒はもういない。したがって非・皐月賞組は3着までとするのは強引だろうか。

 以上のことから、登録メンバーの皐月賞組で条件に当てはまるのはジャスティンミラノ、コスモキュランダ、アーバンシック、シンエンペラー、レガレイラの5頭。連対候補として有力とはなるが、結果は果たして。