東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る"競馬の祭典"において近10年の傾向とは。今回は配当にフォーカスする。

 まずは単勝から。1番人気は2勝のみだが、それ以外の8頭で最も単勝が高配当だったのは2019年のロジャーバローズの12番人気9310円。ただ19年を除くと概ね3ケタに落ち着いており、極端な伏兵が勝つのレアケースといえる。また、連対した20頭のうち、先のロジャーバローズを除く19頭は5番人気以内だった。当然、馬連は平穏な決着が目立ち、18年と19年以外の8年は2000円以内で収まっている。

 一方、3連系馬券は高配当も珍しくない。その要因は3着馬にあって、10頭中6頭が6番人気以下。2桁人気の伏兵も3頭が馬券に絡んでいる。3連複は18年の52万1600円を筆頭に万馬券が4回。一方、2000円以下で収まったことは16年の1回しかない。また、3連単も同じく18年の285万6300円を筆頭に6桁以上の配当が3回、万馬券まで含めると計8回。4桁配当で収まったことは2回だけとなっている。

 以上の傾向から考えると、日本ダービーは1着欄、2着欄に人気馬を置き、3着欄に伏兵を配置した3連単フォーメーションがオススメ。思わぬ高配当にありつけるかもしれない。