名牝ホエールキャプチャを母に持つサトノリアン(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、土曜東京5Rの3歳未勝利(芝2000m)でデビューする。

 サトノリアンは父キズナ、母ホエールキャプチャ、母の父クロフネの血統。母は12年のヴィクトリアマイルなど重賞5勝を挙げた名牝。10年の阪神JF、11年の桜花賞、13年のヴィクトリアマイルと、GIの2着は3回あった。そして曾祖母のタレンティドガールは87年のエリザベス女王杯の覇者。GIを3勝したニッポーテイオーは近親となる。21年のセレクトセール当歳で6000万円(税抜)で取引された。

 約1カ月をかけて乗り込まれ、Wでの最終追いでは5F67秒5、1F11秒7をマーク。もう少しラストの伸びが欲しいが、水準レベルには動けている。

 母の産駒はこれまで期待ほど走れていないが、そろそろ大物誕生となるか。先が楽しみになるような走りを見せてほしい。