注目の復帰戦だ。サトノアーサーの半妹となるアトロルーベンス(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、土曜東京9Rのカーネーションカップ(3歳牝・1勝クラス・芝1800m)で2勝目を狙う。

 アトロルーベンスは父リアルスティール、母キングスローズ、母の父Redoute's Choiceの血統。母は10年にニュージーランドで3歳牝馬チャンピオンになった。半兄のサトノアーサーは18年のエプソムC、20年の関屋記念を制している。

 昨年6月の阪神で新馬(芝1400m)を快勝。続くダリア賞でもコラソンビートの2着となったが、その後は休養へ。今回は実に9カ月ぶりの実戦となる。400mの距離延長がカギだが、東京芝1800mは兄が重賞を制した舞台。今後の選択肢が広げるためにも、ここはきっちりと勝ち切りたい。