短距離路線の番組を充実させるため18年に新設された重賞で、一昨年からGIIIに格付けされた。重賞昇格以前も芝1200mの3歳オープン特別として行われており、11年にはロードカナロアが制した歴史がある。

1.牝馬が強い

 オープン時代も含め、京都で行われていた直近10回で、牝馬が[7-6-2-48]で複勝率23.8%と好成績。中京開催だった2回に関しても、3着以内に入った6頭中5頭は牝馬だった。

2.前走距離に注目

 京都開催だった直近10回で、前走が1200mだった馬は2-3-2-38]で複勝率15.6%、前走が1400mだった馬は[6-7-5-68]で複勝率20.9%、前走が1600mだった馬は[2-1-2-12]で複勝率29.4%と前走長い距離を使っていた馬の方が好走傾向。また、前走1400・1600mだった馬に関しては複勝回収率が100%を超えている。

3.前走上がりに注目

 京都開催だった直近10回で、前走の上がりが1位だった馬は[3-2-0-12]で複勝率29.4%、2位だった馬も[1-2-2-11]で複勝率31.3%と好成績。内回りなだけあって直線だけの立ち回りでは中々通用しないものだが、行った行ったの決着にはあまりならず、末脚のある馬が台頭してくるのも確か。

 ニコラウスは前走が芝1400mの1勝クラスで、上がり3ハロン33.4秒の脚を使って1着。好位に付けて速い上がりを使っていて優秀だ。牡馬だが、このメンバーでは前走であまり速い上がりを使った馬がいない。ここは人気もなさそうで、狙い目だろう。