京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今年も好メンバーが集まった“春のグランプリ”で、プラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)、ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)、ヤマニンサンパ(牡6、栗東・斉藤崇史厩舎)の3頭が、父ディープインパクトとの親仔制覇を狙う。

 プラダリアは昨秋に京都大賞典を制したほか、今年2月には京都記念を勝利しており、京都は2戦2勝と相性バッチリ。特に京都記念では、のちに大阪杯を制すベラジオオペラを3/4馬身差抑えての勝利だった。ジャスティンパレスは昨年の天皇賞(春)を勝ったほか、天皇賞(秋)で2着、今年のドバイSC(首G1)で4着など実績豊富。ヤマニンサンパは一歩引けを取るが、カシオペアSやアンドロメダSで3着に入っており、京都コースとの相性は悪くない。

 ディープインパクトが制した06年の宝塚記念は、阪神競馬場で外回りの新設工事を行っていたため、京都競馬場の芝2200mが舞台。雨が降る中、稍重での開催となったが、黒く重たい空を切り裂くような4馬身差の圧勝劇で、国内最強を改めてアピールしていた。息子達には同じ舞台で、再現を期待したい。

 宝塚記念の親仔制覇となれば、66年エイトクラウン&75年ナオキ、99年グラスワンダー&11年アーネストリー、06年ディープインパクト&16年マリアライトに次いで4例目。父の背中を追って、春の古馬チャンピオンに輝くか。