西陣織などを使った雑貨を販売する龍村美術織物は、運営するECサイトで定期的なキャンペーンの開催やメルマガを活用した販促を実施している。ステップメールを配信した際には、通常時の2倍の注文があり、積極的なユーザーへの訴求が奏功している。
 
1894年創業の老舗だ。和装からスタートした同社は、長年培ってきたデザインセンスや、日本古来の柄の復元を手掛けた技術力を生かし、バリエーション豊富な織物を展開する。壁紙クロスやカーテンといったインテリアグッズのほか、織物のデザインを生かした雑貨を提供している。


▲伝統と技術生かした織物を展開

ECサイトでは、メルマガやキャンペーンを展開し、販売は好調だ。

「メルマガで訴求すると、通常時の2倍の注文が入る。現在ではメルマガ経由の注文比率が高まっている。どんどん会員を増やしていきたいと思っている」(龍村育社長)。

キャンペーンも定期的に開催、「トップページを定期的に目新しくして、何度も来訪するユーザーが飽きない作りにしている」(同)と言う。
 
メインユーザーは、高齢の女性層。「長く和装で付き合いが続いている人も多く、ファンが定着している。高年齢層でもスマホが普及して、注文が多くなっている状況にある」(同)と話す。
 
茶道具なども人気があり、贈答品にも適した商材でギフト需要も捉えた。

「秋の叙勲のお祝い返しや、海外出張する商社マンが手土産として購入するなど愛用してもらっている」(同)。
 

▲龍村育社長

近年は、人気キャラとのコラボレーションなどで若い年代にも訴求している。
 
海外ユーザーの獲得も進んでいる。「海外展開に向いた商材だと思う。越境もちらほら出ている。茶道がブームになり、自分でやる外国人も多いようだ。外部のデザイナーの力を生かして、欧米のユーザーに響く商品を作っていきたい」(同)と意気込んでいる。