2018年設立のエリーは2021年7月、かいこを原料とした商品を販売するECサイト「SILK FOOD(シルクフード)」をオープンした。

かいこを配合した「シルクフードチップス」を主力に販売している。現在は飲料の商品開発も進めているという。今後も商品開発に注力し、年間で2~3商品を発売していくという。


「シルクフードチップス」

同社では、配合するかいこ素材について、複数の形状のものを用意することにより、多様な商品開発を目指している。昆虫食として一般的な「パウダー状」の素材だけでなく、「ペースト状」の素材も用意しているという。「形状が2種類あるため、自社商品への配合だけでなく、他社への素材供給に当たっても幅が出ている」(梶栗隆弘社長)と話す。従来は配合しにくかった、飲料や、ソースといったものにもペーストならば容易に対応ができる。素材の営業での感触も良いのだという。

昆虫食業界では現在、コオロギの配合が主流となっている。かいこを主とする昆虫食企業は、同社以外にほとんどないという。「かいこは『シルク』という形で、日本人にも馴染みが深い。受け入れられやすい商品になると思う」(同)と話す。「また雑食であるコオロギと比べ、かいこは草食だ。世界規模で大量に生産されているキャッサバの葉を食べるため、今後も継続的に生産できる」(同)とも話す。

かいこは風味でもコオロギと差別化ができるという。コオロギは甲殻類に近い風味がするのに対し、かいこはナッツなどの豆に近い風味がするのだという。植物系の風味でありながらも、大豆などよりも必須アミノ酸が多く含まれているのも特徴だとしている。

「まずはコオロギのように、かいこの認知を拡大させていきたい。自社による商品開発を優先的に進めていく。9月からは、大手企業を中心に、原料の売り込みも積極的に進めている。コラボ商品の開発や、卸も視野に入れつつ、需要を拡大させていきたい」(同)と話している。


「SILK FOOD」
https://silkfood.shop/