伊藤米穀は11月中旬、せんべいの自社ECサイト「MUSUBI(むすび)千代松」を開設する。販売するせんべいは、ほぼ全て有機玄米製。玄米と相性のいい食品をディップして食べる詰め合わせ「ディップせんべい」も販売する。玄米をおいしく手軽に食べてほしい考えだ。

商品開発とECサイトの運営は、伊藤保社長と、妻の伊藤久実代ブランド統括マネージャーが担っている。

伊藤米穀はこれまで、自社サイトでコメのECを行ってきた。玄米は栄養価が高く健康効果が期待できる一方で、玄米独特の食感を苦手に感じる人が少なくない。「おいしく食べられて、長く続けやすい」という観点から、せんべいを開発した。

「ディップせんべい」には、せんべいにディップする食品として「米麹あんバター」と「レッドチェダーチーズといぶりがっこ」の2種類を用意する。いずれもコメと相性が良い発酵食品だ。


玄米と相性が良い食品をディップして食べる

ディップは「薄いせんべいならクラッカーのように楽しめるのではないか」という伊藤社長の発想から開発された。伊藤米穀は顧客に商品を販売するだけでなく、「こと」体験も届けたいと考えている。

「ディップしやすいように、せんべいの厚さは約3ミリにこだわって商品開発した」(伊藤久実代ブランド統括マネージャー)


商品はいずれも夫婦二人三脚で開発

昨年5月、玄米で作った団子を期間限定でEC展開したところ、顧客から「こんな商品があると食べやすくておいしい。玄米はぼそぼそしていて食べづらく、なかなか長続きしないから」といった声が届いた。

こうした顧客の声に加え、コロナ禍では健康志向も高まっている。「完全栄養食」ともいわれる玄米を手軽に食べやすく、多くの人に食べてほしい――。「ECを通じて全国の人に、私たち夫婦が二人三脚で作った商品を世に広めていきたい」(伊藤社長)と考えている。


「MUSUBI千代松」
https://musubi-chiyomatsu.com/