燃料油や工業用潤滑油の販売を行う鶴見油脂は2006年、生鮮食品の販売事業を開始し、唐辛子を販売するECサイト「ペッパーフレンズ」を立ち上げた。

同サイトでは、「ハバネロ」や「ハラペーニョ」といった、国産の生の唐辛子を販売している。開設当初は、飲食店などBtoBの需要を見込んでいたが、近年はBtoC需要も急速に高まっているようだ。

ECサイトの開設当初は、唐辛子を仕入れて販売していたという。2008年からは、自社農園での生産を開始。現在販売している唐辛子は全て、千葉県市原市の農場で栽培しているという。注文が入ってから、農場で収穫し、発送する。収穫時期でないものについては、冷凍保存を行い、冷凍便で発送しているという。


採れたての唐辛子を発送する

「当時は植えれば育つと思っていたが、農業はそんな簡単なものではなかった」(市原営業所所長 國分雅輝氏)と話す。「農業を始めた当初は、一人が食べていくのがやっという規模だった。事業と呼べる規模になったのはここ5年くらいの話だ」(同)としている。

ECでの販売は、自社サイトとヤフーショッピングで行ってきた。2020年からはアマゾンでの販売も開始した。カタログ通販も行っており、電話やFAXで注文を受け付けている。「売り上げの割合は、4つの販売チャネルとも、ほぼ同じだ。アマゾンは2020年からの販売で、商品ラインアップも少ないが、売り上げが急増している。購入層としては、日本在住の外国人の購入が多い」(同)と話す。

唐辛子の生産量は年々増えており、それに伴い売り上げも伸びている。ただ、広告は全く掲載していないという。


ハバネロなどの生唐辛子を販売

「生産量が決まっているため、売り上げが上がる余地は少ない。これ以上の拡販を図るためには、生産量や人手を増やす必要がある」(同)と話す。「土地にはまだまだ余裕があるので、今後も設備投資は行っていく予定だ。少しずつ生産量と売り上げを伸ばし、事業規模を拡大させていきたい」(同)と話している。


「ペッパーフレンズ」
https://www.pepperfriends.net/