辛坊治郎が10月3日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。ロシアがウクライナに対し使用をちらつかせている「低出力核兵器」について、「小さな核兵器と盛んに報道されるが、破壊力は広島の原爆と同規模」とマスコミ報道のあり方に警鐘を鳴らした。

モスクワのクレムリン(ロシア大統領府)で、「編入条約」調印を親ロシア派幹部と喜ぶプーチン大統領 Grigory Sysoev / Sputnik / 時事通信フォト

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、先月30日、ロシア側がウクライナの東部と南部4つの州で「住民投票」だとする活動を強行。ロシアへの編入賛成票が多数を占めたとし、一方的に併合を宣言した。プーチン大統領はこれを根拠に「我々は自国の領土と国民をあらゆる手段で守る」と強調し、ウクライナ側から該当地域への攻撃が激化した場合、核兵器の使用も辞さない構えを示している。

これについて辛坊は「プーチン大統領自身は核兵器の使用を明言していないが、親露派の周辺国のトップなどが『低出力核兵器の使用』を公然と言い始めている」と、リスクが高まっている現状を指摘。

続けて「ロシアが2000発ほど保有しているとされる低出力の核兵器(戦術核)はどのくらいの規模かというと、『小さな核兵器』みたいな名前がついているが、1発あたり5キロトンから数十キロトンの爆発力がある。広島に投下された原爆はだいたい16キロトン」と語り「今、マスコミ報道などで『小さな核兵器』、『戦術核』と盛んに言われているが、実はその正体は広島型原爆と同じくらいの規模」だと解説した。

そのうえで「都市部に1発落ちれば何十万人も亡くなり、街一つ壊滅するくらいの威力」と述べ「そのような核兵器が『小さな核兵器』や『低出力の核兵器』というような言い方でマスコミで語られるのは非常に危険だと思う」と警鐘を鳴らした。