ジャーナリストの須田慎一郎が12月5日(月)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。2日(金)に閣議決定した「令和5年度予算編成の基本方針」に透ける財務省の意図に言及した。

財務省

2日に閣議決定された「令和5年度予算編成の基本方針」では、経済の再生を「最優先課題」に位置付け、積極的な財政出動を続ける姿勢を明確にしたほか、岸田政権が肝いり政策に掲げる「人への投資」の強化や、スタートアップへの大胆な投資、物価高対応や出産一時金の大幅増額などの項目が並んだ。

須田は、この基本方針について、「建前上は『経済の再生』、『積極的な財政出動』と言っているが、その一方で、2年度にわたる積極財政から方向転換して、締め付けていこうじゃないかという財務省の隠れた意図が読み取れる」と解説。

そのうえで「財務省は岸田政権を使い捨てにしようとしているのではないか」との独自の見解を述べた。

須田は「財務省は、岸田政権は長くはもたないと考えている。それを見据えたうえで、岸田政権が存命のうちに積極財政にピリオドを打ち、これまでばら撒いてきた資金の回収をどうやって図っていくのかを考えているように見える。つまりは増税路線」と財務省の考え方を分析。

また「安倍政権と菅政権は、政権中枢に財務省がいなかった政権で、官邸は経産省が仕切っていた。しかし、岸田政権は財務省の復権で、財務省としては過去に主導権を握れず、財政拡大を招いてしまったという強い危機感がある」と指摘。「財務省には彼らなりの考え方があると思うが、増税路線をめぐる攻防が次年度予算編成で激しくなってくると思う」と語った。