ウクライナ情勢に詳しい神戸学院大学・岡部芳彦教授が12月6日(火)、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。自宅を訪れた現役のウクライナ軍大佐との会話を明かし、冬を迎えたウクライナ戦線について語った。

【ウクライナ、冬も攻勢維持】首都キーウでの式典で整列するウクライナ兵=2022年12月3日(ゲッティ=共同)写真提供:共同通信社

今年2月下旬に始まったロシアによるウクライナ侵攻。ロシア軍は早い段階で、クリミア半島へ続く南部ヘルソン州の広範囲を占拠したが、秋以降は苦戦が続き、11月半ばにドニエプル川東岸地域に撤収。以後、ドニエプル川を挟んだ東西でウクライナ軍とロシア軍のにらみ合いが続いている。5日には、ウクライナ軍が東岸に国旗を掲揚する様子が一部で報じられている。

この戦況について岡部教授は「ドニプロ(ドニエプル)川の橋をウクライナ軍も攻撃したし、撤退するときにロシア側も落としている。なかなか(川を)越えるというのは難しい」と分析。ウクライナ軍による大規模な東岸地域奪還には時間がかかるとの見通しを示した。

加えて、先日岡部教授の自宅を訪れたという、ウクライナの国会議員で、戦線にも出ている軍大佐が「(これからの季節は)手が銃に凍り付くような世界。単純に動きは鈍くなるのは事実。戦闘はしやすくなるが、兵士は動きにくくなる」と語ったと明かした。

岡部教授は、アメリカをはじめとする西側諸国からの武器供与などの軍事支援は、ロシアを過度に刺激しないために「ずっと控えめ」と言及。「プーチンが始めた戦争は、プーチンにしか終わらせられない」と語った。