キャスターの辛坊治郎が12月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。日本大アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、4日に記者会見を行った林真理子理事長がアメフト部の廃部方針について自らの考えを示さなかったことに触れ、「理事長がはっきりと物を言えないほどの組織にドロドロ感を覚える」と指摘した。

文部科学省からの指導通知を受けて日本大学が開いた会見。目をおさえる林真理子理事長=2023年12月04日午後4時55分、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

文部科学省からの指導通知を受けて日本大学が開いた会見。目をおさえる林真理子理事長=2023年12月04日午後4時55分、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

日本大アメリカンフットボール部の違法薬物事件への対応を巡り、林真理子理事長が4日、記者会見を行った。その中で大学が策定した改善計画について説明したが、改革実現を不安視した文部科学省が点検体制をとる異例の事態となっている。

辛坊)記者会見に対する世間の反応は、「フリーの記者の質問が長すぎる」「立ち会った弁護士のスーツが派手すぎる」といったものが大半で、林真理子さんの発言や改善計画そのものに対する批評は、ほぼ見られませんでした。何だか論点がずれているような感じがしましたね。それだけ会見の中身が薄かったということなのでしょう。

林さんに関していうと、一部では結構たたかれています。ただ、私の感覚としては、とりあえず大学を立て直すために担ぎ出された作家で、それほど実権を求められてはいなかったのだろうと思います。要するに大学としては、そう悪い噂を聞かない有名な女性作家に、表向きの看板である理事長職をお願いしたにすぎないのでしょう。実権はむしろ、今回辞めることになった元検事の副学長あたりが持っていたのではないでしょうか。

林さんとしては、理事長を辞めたとしても生活に困るわけではありません。それでも、こうなったら意地もあるのでしょう。最初はお飾りとして理事長を引き受けたけれども、「なんで私が辞めなきゃいけないのよ」という思いがあると思いますよ。

メディアや世間には林さんを責める声もありますが、私はちょっと違うのではないかと思います。林さんは理事長であり、力を発揮できる立場なのですから、毅然として立て直しの方針を示してほしいですね。

4日の会見では林さんに対し、審議中のアメフト部の廃部方針について質問が飛びましたが、自らの考えは示しませんでした。おそらく、いろいろな圧力があるのだと思われます。林さんはいつもであれば、あちらこちらではっきりと物を言う人です。その林さんが答えられない立場に追い込まれ、はっきりと物を言えないということは、日大というこの組織にドロドロ感、泥沼感を覚えます。