ナノシード(長野県佐久市、細萱武彦社長)は、ウイルスや菌を不活化するディフューザー(拡散器)のコンパクトモデル「Anqu(アンク)」を開発した。従来品はオフィスなどに導入してきたが、新型ディフューザーウイルス感染症の流行による健康への関心の高まりもあり、小型の個人向けを開発した。楽天グループの電子商取引(EC)サイトを活用し、28日に発売予定。価格は5万5000円(消費税込み)。初年度販売目標は1万台。

亜塩素酸イオン水をナノ(10億分の1)化し、空気中に拡散する同社の特許技術を使用。花のようなデザインで上部は直径94ミリ。本体部分は高さ182ミリ×直径70ミリメートル。重さは約330グラム。前橋工科大学工学部の善野修平教授や群馬大学理工学部の石間経章教授らの協力を得て開発した。

コンパクトながら15畳程度の広さまで効果が得られ、別売りのアロマオイルで芳香効果も楽しめる。持ち運びが簡単で「自動車の車内やオフィスや宿泊先などでも使え、多様なニーズが見込める」(細萱社長)という。同社はこれまで100畳(165平方メートル)対応のディフューザーを開発、販売してきた。佐久長聖高校や佐久大学などの教育機関や東京都庁などの行政関連、オフィスにも導入済みで、シリーズ累計約1万3000台の販売実績を持つ。