オークマは、安定した長時間の無人稼働に向けて主軸テーパ50番手の横型マシニングセンター(MC)の主力機を10年ぶりに改良し「MA―600HIII=写真」として発売した。価格は仕様で異なり4540万円(消費税抜き)から。自動車や半導体製造装置、エネルギー関連設備を含む幅広い部品加工用に月30台の販売を目指す。

無人連続稼働のため機内カバー構造を改良した。洗浄機能も強化し切り粉の堆積を大幅に削減。自社工場では2年間の洗浄作業不要を実証した。加工対象物(ワーク)を把持する自動治具用に油空圧ポートの数も増やした。

非切削時間を減らすため、テーブルの割出時間をB軸直角度で最短1・4秒と44%短縮した。工具交換時の工具や主軸からの残留クーラント除去を従来の最低15秒から0・4秒にできる吸引機能も採用した。経時熱変位を従来比13%改善し、精度安定性も高めた。

作業面積は630ミリメートル角でワークの最大寸法は直径が従来比50ミリメートル増の1050ミリメートル、高さが同200ミリメートル増の1200ミリメートル。特別仕様で(1)クーラントタンク内残留物の99%自動回収機能(2)鋼材「S45C」のフライス加工時で最大切削量毎分1240立方センチメートルと従来標準主軸比68%増の新開発主軸―も選べる。