経済産業省が発表した地域経済産業動向調査によると、5月の全国鉱工業生産指数(確報値、2015年=100)は前月比6・5%減の93・5で3カ月ぶりに低下した。世界的な半導体不足が輸送機械や電子部品・デバイスの生産を押し下げた。東北、東海など全地域で低下した。

業種別では輸送機械は同16・6%減の80・1となり3カ月ぶりに低下した。東北が同22%減、東海が同16・4%減、九州が同25・5%減と自動車関連産業が集積する地域の落ち込みが目立った。半導体不足が生産の足かせになった。

電子部品・デバイスは同0・2%減の111・8となり2カ月ぶりに低下。四国など4地域で上昇、東北など4地域で低下、東海は前月比で変化が無かった。一般機械は同5・0減の106・6で2カ月ぶりに低下した。東北など8地域で低下した。

先行きは6月が上昇、7月は低下を見込む。半導体不足や原材料価格の上昇といったリスクはくすぶるが、米中など海外の景気回復を背景に生産は持ち直しの動きが続くとみられる。