ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長)が持つマイクロ紫外線発光ダイオード(UVLED)の高効率化技術に関する特許が米国、英国、独、仏で承認された。マイクロUVLEDは赤、青、緑の蛍光体を励起し、フルカラー化する。有機ELディスプレーに次ぐ次世代技術として注目されるマイクロLEDディスプレーの高効率化につながる可能性がある。同社は現在、東北大学と同技術の開発に取り組む。

特許技術は波長385ナノ―400ナノメートル(ナノは10億分の1)のマイクロLEDチップでチップサイズを50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下にし、表面加工を施したサファイア基板(PSS基板)を用いることなどで発光効率を向上させるもの。

20マイクロ―30マイクロメートル級の微細なLEDチップをディスプレー基板上に実装することは難しく、時間も掛かる。LEDチップが赤、青、緑の3種類からUVLED1種類に統一されることで実装しやすくなり、電流、電圧の制御も容易になる。

従来の赤、青、緑のLEDは光の波長が異なるため色によって化合物も異なる。電気特性や反応速度、劣化特性の違いからディスプレー制御が難しいことが課題になっていた。

マイクロUVLEDの応用例について村本社長は「拡張現実(AR)、仮想現実(VR)の各グラスにおけるマイクロ透過型ディスプレーなどで見込める」と話す。ナイトライドは2000年設立で、UVLEDの製造・販売を手がける。

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