大和製衡(兵庫県明石市、川西勝三社長)は、食肉加工メーカーや総菜ベンダー向けに、食材の定量パック詰め作業を大幅に省力化できるシステムを開発、発売した。搬送コンベヤーの上部から作業員が冷凍鶏肉などをバラバラと投入。事前にセットした「50グラム」などの数値に応じてトレーや袋に規定量を入れて送り出す仕組み。袋詰めやトレーに乗せる作業は人手だとバラつきが生じ、食材ロスにつながる。システム導入で均一化と食材ロス低減が図れ、長時間の立ち仕事といった労働環境も改善できる。

システムの消費税抜きの価格は1500万円程度。準大手や中堅のベンダーなどへ売り込む。これらの企業は大手と違い、袋やトレーに規定量を入れる作業を人海戦術に頼っているケースが多い。大和製衡は、はかりなどの計量システムを多く手がける。今回の省力化システムもそのノウハウを生かして開発した。

例えば鍋物セットの場合、シイタケを15グラム、ハクサイを50グラムという具合に同じ皿に規定量ずつ入れ、連続生産することが要求される。開発した省力化システムは、規定量を8グラムから6キログラムまで任意に調節できる。人の作業はコンベヤー上から具材を入れる作業と、袋やトレーのセットだけで済む。肉団子のような汁が付いた食材は不向きだが、冷凍鶏肉やジャガイモなどの固めの野菜は対応できるとしている。