著書『太平洋ひとりぼっち』で知られる海洋冒険家の堀江謙一氏(83)が、世界最高齢での単独無寄港太平洋横断の航海に使うヨットが完成し、建造したツネイシクラフト&ファシリティーズ(広島県尾道市、神原潤社長)で進水式が行われた。

ヨットは長さ6・05メートル×最大幅2・15メートル、重さ990キログラムの耐食アルミニウム合金製。低重心型で、転覆時に起き上がる復元力は最初の航海で使った「マーメイド」号より20%向上した。堀江氏の体形やニーズに合わせたオーダーメードで、ほぼ1年かけて建造した。

式では船名を「サントリーマーメイドⅢ」と命名。堀江氏は「最初の太平洋横断から来年で60周年。若い人が夢を実現するために、少しでも役に立てばうれしい」と話した。

2022年3月に米サンフランシスコから出航、6月ごろ日本に到着する予定。