カワサキモータース(兵庫県明石市、伊藤浩社長)は24日、メキシコ新工場でオフロード4輪車の量産を開始したと発表した。当初はユーティリティービークルを生産し、順次車種を拡大。北米市場の事業基盤を強化する。生産能力は年3万台を見込む。生産ラインの自動化を進め安定した品質を確保する。素材加工から完成車の組み立てまでの一貫生産により、需要変動に柔軟に対応する。

同社は北米のオフロード4輪車の需要拡大に対応するため、2021年度から米リンカーン工場とメキシコ工場で設備投資を進めてきた。25年までに4輪事業の売上高を22年比約2倍の約3000億円に伸ばす方針だ。