三菱地所が出資する特定目的会社と清水建設は、両社が事業主として千葉県浦安市で開発中の「舞浜ホテル計画(仮称)」を2026年1月に開業すると決めた。三菱地所ホテルズ&リゾーツ(東京都千代田区)が運営し、千葉県で初めての「ロイヤルパークホテルズ」となる予定。客室は750室とする計画で、ロイヤルパークホテルズとして最大規模になるという。

建物はLow―Eガラスを採用し、断熱効果を向上。客室階の外壁にはデザイン性にもこだわった庇やフィンを設け、日差しの遮蔽(しゃへい)効果を引き出す。また熱源システムはセントラル熱源方式とし、空調の高効率化を図る。こうした取り組みにより、同ホテルは30%以上の省エネ性能を持つ「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)オリエンテッド」認証を取得している。

JR舞浜駅から車で5分、東京ディズニーリゾートから徒歩圏内に位置する約2万1003平方メートルの敷地に、客室やレストラン、団体ラウンジなどを備える14階建てホテルを開発する。設計・施工は清水建設で、23年7月に着工する計画。ファミリー層や小グループの利用を想定し、4人部屋を主体に最大6人が宿泊できる客室を多く用意する。